9月の勉強会は白茶と黄茶の会でした。9月末だというのに、当地の最高気温33℃!白茶を飲むにはピッタリとは思いますが、熱いお茶に汗が止まりませんでした。今回はメンバー全員出席で、久しぶりの再会にテンション上がりましたが、タイムスケジュールはタイト。飲んでいただくお茶が多すぎましたね。
まずは、白茶、黄茶とはどんなお茶か、という説明を聞いていただいてからお茶を飲みます。
今回のラインナップは・・
白毫銀針
当勉強会では福建省の白茶を飲むのは初めてでした。雲南省のものとは品種が違うので味が異なるのです。
1煎目は特に甘みを感じました。うぶ毛の甘みです。こちらは昨年製茶されたものですので、青みは落ち着いていました。
好みか、好みでないかの感想を10段階で数値化していただきました。
数値が大きいほど好みであるということです。
平均値は6でした。
蓋碗 90ml、湯温 85度 お茶3g 、硬度70程度のミネラルウォーター使用
白牡丹餅
餅茶を崩して飲んでいただきました。崩す時から甘い香りが漂っています。普洱刀で崩したら細かな粉末が出て散らばり、片付けや軽量に時間がかかってしまいました。
芽の白茶と芽葉の白茶、昨年の白茶と2018年の白茶、味、香りの違いがわかっていただけたと思います。
好みか、好みでないかの感想を10段階で数値化していただきました。
数値が大きいほど好みであるということです。
平均値は6でした。
蓋碗 90ml、湯温 熱湯 お茶5g 、洗茶、硬度70程度のミネラルウォーター使用
霍山黄芽
緑色の強い茶葉ですので、悶黄はあまり強くないと思われます。
好みか、好みでないかの感想を10段階で数値化していただきました。
数値が大きいほど好みであるということです。
平均値は6.8でした。
9をつけた方がいらっしゃいましたので、全体の数値が上がりました。
蓋碗 90ml、湯温 85℃ お茶3g 、硬度70程度のミネラルウォーター使用蒙頂黄芽
蒙頂黄芽
先月飲んだ蒙頂石花と同じような、生っぽい香りを感じたので少し怯んだのですが、淹れていると草の香りは少しだけでした。
好みか、好みでないかの感想を10段階で数値化していただきました。
数値が大きいほど好みであるということです。
平均値は6でした。
蓋碗 90ml、湯温 85℃ お茶3g 、硬度70程度のミネラルウォーター使用
その他に白茶、黄茶という名前のついた緑茶が手元にありましたのでお飲みいただきました。安吉白茶と縉雲黄茶。どちらもアミノ酸の含有量が比較的多いのでうまみを感じます。
安吉白茶
縉雲黄茶
茶葉そのものが白っぽい、黄色っぽいところから白茶、黄茶と名付けられていますので、ご注意を。「今日飲んだ中では縉雲黄茶が一番好き」というご意見もありました。白茶、黄茶よりやはり飲み慣れた緑茶なんでしょうか。
今回もお茶請けの差し入れをいただきました。重慶飯店のお菓子。黒餡にくるみがまぶしてありました。甘さ控えめで美味しかったです。「中国の重慶に重慶飯店はない」などと小ネタを披露してしまいました。
そして、なぜか今回はお持ち帰り用のお茶請けも差し入れいただきました。
虎屋羊羹、そして白牡丹餅を保管するのにピッタリサイズの缶入りのクッキーです。缶を何個もご持参くださり、お疲れ様でございました。
10時から開始して片付けが終わったのが12時半近く。その後、次の予約やら新規メンバーの募集やらでわいわいとおしゃべり。楽しい時間はあっという間に過ぎますね。
次回は雲南省産のお茶を飲んでいただく予定です。日進のお茶会ではお嫌いな方が多い普洱茶もご用意します。好みに合うと嬉しいな。