蒙頂黄芽(2023年9・10月のお茶)

お茶会、勉強会で使用のお茶をご紹介します。お茶のプロフィールの確認にご活用ください。

◆もうちょうこうが

茶類:黄茶
品種;群体種(在来種)
産地:四川省 雅安市 蒙頂山

緑茶の製造に悶黄(もんおう)という工程を加えたものが黄茶です。製造過程で茶葉を蒸らして黄変させ、葉緑素やポリフェノールなどの成分の変化をもたらします。お茶によって悶黄のやり方は異なります。

蒙頂黄芽の場合は殺青(酵素を熱で失活させる工程)の後、少しずつ紙に包んで温度を保ちながら1時間ほどを置きます。茶葉の温度が下がったら再度加熱し、もう一度紙に包んで1時間ほど。その後、さらに茶葉を加熱して布などをかぶせ、3〜4日保温して悶黄させます。最後に乾燥させて完成です。

ほとんど芽の部分だけ。うっすら黄色を帯びています。

蓋碗で淹れた茶水。水色は淡いです。

葉底(茶殻)。小さな芽だけのお茶です。

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