9月のお茶会振り返り

9月とはいえまだ猛暑日のこの日、久しぶりのお茶会を実施しました。

とにかく暑いので、はじめは水出しアイスティーを。「九曲紅梅」という浙江省の紅茶です。「九曲」は福建省武夷山にある九曲渓という川の名前から取っています。福建省の茶師が19世紀の太平天国の乱で浙江省に移り住み、紅茶を作りはじめたそうです。

小葉種の紅茶なので渋みは少ないです。色は薄く、穏やかな甘みですが、紅茶好きな人々からは評価されないのかも。中国茶好きにははまるお茶だと思います。

そして、今回のラインナップは・・

龍井茶

お茶の詳細はこちらをご覧ください。

中国緑茶の代表である龍井茶。これは九曲紅梅と同じ原料で作られたものです。同じ原料でも全く異なる味と香りを飲み比べしました。

茶葉が浸る程度にお湯を入れて香りを聞くと、甘い香りです。飲んでみると香りに反して渋みがありました。、前回、勉強会で飲んだ時は90度で淹れましたが、85度の方が渋みが抑えられました。

香りは甘いのに渋みはしっかり。味とのギャップが面白いです。茶杯に残る香りも甘い。紅茶を作る品種だからこの香りが出るんでしょうか。

ガラス茶海 120ml、湯温 85度 お茶2g 、硬度30程度のミネラルウォーター使用

手工 蒙頂甘露

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上投法で。お湯を先に入れて、茶葉をその上から入れました。すぐに茶葉が沈んでいく様子が面白いという感想をいただきました。産毛を逆立てて作られているので、すぐに水を吸ってくれるのでしょう。旨み甘みが強く少し香ばしい感じ。

今回のご参加者の評価は大変厳しいものがありました。そんなに特徴のないお茶でしたか?私個人としては、しみじみ美味しいと思いました。全体に優しい印象ではありましたが。

ガラス茶海 120ml、湯温 85度 お茶2g 、硬度30程度のミネラルウォーター使用

手工 蒙頂石花

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蒙頂甘露と同じ原料で作ったお茶です。竹葉青のような様相です。香りは生の草のよう。スパイシーという意見もありましたが、あまり好ましい香りではないですね。残念…

やはりご参加者も厳しい評価。「値段が高いものが美味しいとは限らない」の見本になってしまった・・

ガラス茶海 120ml、湯温 85度 お茶2g 、硬度30程度のミネラルウォーター使用

廬山雲霧

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最後は廬山雲霧。日本では入手しにくい緑茶ですが、中国十大銘茶の1つです。

緑茶らしいすっきりした香りでしたが、味は甘みも感じられ、日本人が慣れ親しんでいる緑茶といった印象です。

ガラス茶海 120ml、湯温 85度 お茶2g 、硬度30程度のミネラルウォーター使用

今回のお茶菓子はもみじ饅頭と高知のゆずピールでした。紙コップの中身は九曲紅梅です。

来月は白茶(福建省産)と黄茶を2種類ずつ飲みましょう。特に黄茶を飲む機会は少ないと思いますので是非体験してください!

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